共有する

製品特性

製品特性

1. ザバクサ®は、国内で注射用として24年ぶりに登場したセフェム系薬である「セフトロザン硫酸塩」に、β-ラクタマーゼ阻害剤「タゾバクタムナトリウム」を配合した注射用セフェム系抗菌薬です(2019年発売)。

2. 主にグラム陰性菌に対する抗菌活性を示しました(in vitro)。

適応
菌種:
本剤に感性のレンサ球菌属、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、インフルエンザ菌、緑膿菌

MIC/感受性試験はこちら>

3. 細菌の耐性化メカニズムによる影響を受けにくいことが確認されました(in vitro、緑膿菌データ)。

作用機序と耐性化メカニズムはこちら>

4. 複雑性尿路感染症を対象とした国内第Ⅲ相臨床試験で、ME集団における治験薬の最終投与後7日目時点での細菌学的効果は80.7%、CE集団における臨床効果は96.6%でした。

臨床成績 尿路感染症はこちら>

5. 複雑性腹腔内感染症を対象としたメトロニダゾール注射液併用での国内第Ⅲ相臨床試験で、CE集団における治験薬の投与開始28日目時点での臨床効果は92.0%、EME集団における細菌学的効果は90.2%でした。

臨床成績 腹腔内感染症はこちら>

6. 人工呼吸器を装着している院内肺炎患者を対象とした国際共同第Ⅲ相非劣性試験で、ITT集団における投与終了後7~14日目時点での臨床効果は54.4%、投与開始後28日目の総死亡率は24.0%でした。

臨床成績 肺炎・敗血症はこちら>

7. 安全性
重大な副作用として、ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)、クロストリジウム・ディフィシレ大腸炎(0.4%)、急性腎障害(0.1%)、脳出血(頻度不明)が報告されています。
主な副作用(1%以上)は、頭痛、下痢、悪心、AST増加、ALT増加でした。
電子添文における副作用及び各臨床成績の安全性をご参照ください。

副作用はこちら>

ME:Microbiologically Evaluable
CE:Clinically Evaluable
EME:Expanded Microbiologically Evaluable
ITT:Intent-to-Treat

関連コンテンツ


ザバクサ®・感染症関連領域情報

関連製品