製品特性
❶抗HIV治療経験がない患者を対象とした海外第Ⅲ相臨床試験(ONCEMRK)において、ラルテグラビル1,200mg(アイセントレス®錠600mg×2)の有効性は、ラルテグラビル400mg(アイセントレス®錠400mg)に対し非劣性であることが検証されました。
❷1日1回、食事の有無にかかわらず服用できます。1)
なお、投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用すること。
❸主にUDP-グルクロノシルトランスフェラーゼ(UGT)1A1によって代謝されました。(in vitro)2)
❹安全性
重大な副作用として、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、薬剤性過敏症症候群、過敏症、横紋筋融解症、ミオパチー、腎不全、肝炎、胃炎、陰部ヘルペスが報告されています。
海外臨床試験における主な副作用は下痢、悪心、嘔吐、腹痛、頭痛、浮動性めまいでした。
安全性については、添付文書の副作用および臨床成績の安全性の結果をご参照ください。
1)Brainard DM, et al. J Clin Pharmacol 2011; 51 3 422 427.
(利益相反:Merck Sharp & Dohme Corp., a subsidiary of Merck & Co., Inc., N.J., U.S.A. が本研究に資金提供。 Brainard、Friedman、Jin、Breidinger、Wenning、Stone、Chodakewitz、Wagner、Iwamoto はMerck Sharp & Dohme Corp., a subsidiary of Merck & Co., Inc., N.J., U.S.A. 米国研究所員。Tillan は Merck Sharp & Dohme Corp., a subsidiary of Merck & Co., Inc., N.J., U.S.A. 調査担当者。)
2)Kassahun K, et al. Drug Metab Dispos 2007 35 9 1657 1663.
(利益相反:著者全員が、Merck Sharp & Dohme Corp., a subsidiary of Merck & Co., Inc., N.J., U.S.A. 米国研究所員。)