小児投与量の調製法
小児投与量の調製法
ブドウ糖を含む希釈液を使用しないこと
1.体表面積、投与量、溶解液採取量の計算
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投与初日及び投与2日目以降の1日用量は、患者毎に計算された用量に関わらず、70mgを超えないこと。
2.注射液10.5mLをバイアルに注入
バイアルを常温に戻し、生理食塩液あるいは注射用水10.5mLを注入します。
注意
- 70mgバイアル、50mgバイアルのどちらを使用する場合でも、10.5mLの注射液を注入してください。
- 溶解後の濃度はそれぞれ7.2mg/mL、5.2mg/mLとなります。
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3.溶解
バイアル内で薬剤と注射液をゆっくりと振り混ぜて完全に溶解させます。
注意
- バイアル中に溶解した本剤の溶液が混濁又は沈殿している場合はその溶液を使用しないでください。
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4.溶解液の採取
投与量に応じた量注)の溶解薬液を採取します。
注意
注:カンサイダス®製品サイト上の計算ツールなどを利用して計算してください。
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5.希釈→点滴
点滴静注用バッグ又はボトルに採取した本剤の溶液を添加して希釈し、点滴静注液とします。
注意
- 生理食塩液又は乳酸リンゲル液を用います。70mgを希釈する場合は、250mLの希釈液を用います。用量50mg以下の場合は、100mLに減じることができます。(最終濃度は0.5㎎/mLを超えないこと)
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【禁忌(次の患者には投与しないこと)】本剤の成分に対し過敏症のある患者
「効能・効果」、「用法・用量」、「禁忌を含む使用上の注意」等は 製品添付文書をご参照ください。