KEYNOTE-010試験(3年間フォローアップ)
探索的評価項目 3年間フォローアップでのPD-L1高発現患者(TPS≧50%)における全生存期間:OS
PD-L1高発現患者における全生存期間(OS)のKaplan-Meier曲線(ITT集団)
(データカットオフ日:2018年3月16日)
*1 打ち切りデータはproduct-limit(Kaplan-Meier)法に基づく
*2 投与群を共変量とし、ECOG PS(0,1)、治験実施医療機関の地域(東アジア、東アジア以外)、PD-L1発現(高発現、低発現、不明)を層別因子とした層別Cox比例ハザードモデルに基づく
*3 ペムブロリズマブ2mg/kg群とペムブロリズマブ10mg/kg群の併合群
Reprinted with permission. © 2020 American Society of Clinical Oncology. All rights reserved.
Herbst RS et al. J Clin Oncol 2020; 38(14): 1580-1590.
本試験はMSD社の資金提供により行われた。
- キイトルーダ®併合群のドセタキセル群に対するOSのハザード比は0.53(95%CI:0.42, 0.66)でした。
- OS中央値はキイトルーダ®併合群で16.9ヵ月(95%CI:12.3, 21.4)、ドセタキセル群で8.2ヵ月(95%CI:6.4, 9.8)でした。
探索的評価項目 3年間フォローアップでのPD-L1発現陽性患者(TPS≧1%)における全生存期間:OS
PD-L1発現陽性患者における全生存期間(OS)のKaplan-Meier曲線(ITT集団)
(データカットオフ日:2018年3月16日)
*1 打ち切りデータはproduct-limit(Kaplan-Meier)法に基づく
*2 投与群を共変量とし、ECOG PS(0,1)、治験実施医療機関の地域(東アジア、東アジア以外)、PD-L1発現(高発現、低発現、不明)を層別因子とした層別Cox比例ハザードモデルに基づく
*3 ペムブロリズマブ2mg/kg群とペムブロリズマブ10mg/kg群の併合群
Reprinted with permission. © 2020 American Society of Clinical Oncology. All rights reserved.
Herbst RS et al. J Clin Oncol 2020; 38(14): 1580-1590.
本試験はMSD社の資金提供により行われた。
- キイトルーダ®併合群のドセタキセル群に対するOSのハザード比は0.69(95%CI:0.60, 0.80)でした。
- OS中央値はキイトルーダ®併合群で11.8ヵ月(95%CI:10.4, 13.1)、ドセタキセル群で8.4ヵ月(95%CI:7.6, 9.5)でした。
3年間フォローアップでのPD-L1発現陽性患者における部分集団因子別にみた全生存期間:OS(サブクループ解析)
全生存期間(OS)のハザード比のフォレストプロット
(ペムブロリズマブ併合群*1とドセタキセル群の比較、ITT集団)
(追跡期間中央値:42.6ヵ月)(データカットオフ日:2018年3月16日)
*1 ペムブロリズマブ2mg/kg群とペムブロリズマブ10mg/kg群の併合群
*2 投与群を共変量とし、ECOG PS(0、1)、治験実施医療機関の地域(東アジア、東アジア以外)、PD-L1発現(高発現、低発現、不明)を層別因子とした層別Cox比例ハザードモデル
Reprinted with permission. © 2020 American Society of Clinical Oncology. All rights reserved.
Herbst RS et al. J Clin Oncol 2020; 38(14): 1580-1590.
本試験はMSD社の資金提供により行われた。
探索的評価項目 3年間フォローアップでのPD-L1高発現患者(TPS≧50%)における無増悪生存期間:PFS
PD-L1高発現患者における無増悪生存期間(PFS)のKaplan-Meier曲線(ITT集団)
(データカットオフ日:2018年3月16日)
*1 打ち切りデータはproduct-limit(Kaplan-Meier)法に基づく
*2 投与群を共変量とし、ECOG PS(0,1)、治験実施医療機関の地域(東アジア、東アジア以外)、PD-L1発現(高発現、低発現、不明)を層別因子とした層別Cox比例ハザードモデルに基づく
*3 ペムブロリズマブ2mg/kg群とペムブロリズマブ10mg/kg群の併合群
Reprinted with permission. © 2020 American Society of Clinical Oncology. All rights reserved.
Reck M et al. J Clin Oncol 2020; 38(14): 1580-1590.
本試験はMSD社の資金提供により行われた。
- キイトルーダ®併合群のドセタキセル群に対するPFSのハザード比は0.57(95%CI:0.45, 0.71)でした。
- PFS中央値はキイトルーダ®併合群で5.3ヵ月(95%CI:4.2, 6.7)、ドセタキセル群で4.2ヵ月(95%CI:3.8, 4.7)でした。
探索的評価項目 3年間フォローアップでのPD-L1発現陽性患者(TPS≧1%)における無増悪生存期間:PFS
PD-L1発現陽性患者における無増悪生存期間(PFS)のKaplan-Meier曲線(ITT集団)
(データカットオフ日:2018年3月16日)
*1 打ち切りデータはproduct-limit(Kaplan-Meier)法に基づく
*2 投与群を共変量とし、ECOG PS(0,1)、治験実施医療機関の地域(東アジア、東アジア以外)、PD-L1発現(高発現、低発現、不明)を層別因子とした層別Cox比例ハザードモデルに基づく
*3 ペムブロリズマブ2mg/kg群とペムブロリズマブ10mg/kg群の併合群
Reprinted with permission. © 2020 American Society of Clinical Oncology. All rights reserved.
Reck M et al. J Clin Oncol 2020; 38(14): 1580-1590.
本試験はMSD社の資金提供により行われた。
- キイトルーダ®併合群のドセタキセル群に対するPFSのハザード比は0.83(95%CI:0.72, 0.96)でした。
- PFS中央値はキイトルーダ®併合群で4.0ヵ月(95%CI:3.1, 4.1)、ドセタキセル群で4.1ヵ月(95%CI:3.8, 4.5)でした。
安全性(3年間フォローアップ)
【副作用】1)
キイトルーダ®併合群* :462/682例(67.7%)
ドセタキセル群:255/309例(82.5%)
【重篤な副作用】2)
キイトルーダ®併合群* :77例(11.3%) 内訳(2例以上):肺臓炎22例(3.2%)、肺炎5例(0.7%)、大腸炎 3例(0.4%)、副腎機能不全 、関節炎 、下痢 、呼吸困難、疲労、甲状腺機能亢進症、下垂体炎、下垂体機能低下症、甲状腺機能低下症、胸水、発熱、1型糖尿病各2例(0.3%)
ドセタキセル群:44例(14.2%) 内訳(2例以上):発熱性好中球減少症10 例(3.2%)、好中球減少症、肺炎各4例(1.3%)、下痢、呼吸困難、脱水、上気道感染各3例(1.0%)、肺臓炎、胸水、嘔吐各2例(0.6%)
【投与中止に至った副作用】2)
キイトルーダ®2mg/kg群(339例):18例(5.3%) 内訳:肺臓炎7例(2.1%)、拘束型心筋症、 疲労、AST(GOT)上昇、食欲減退 、関節炎、筋壊死、尿細管間質性腎炎、腱鞘炎、運動失調、脳血管障害、中毒性白質脳症各1例(0.3%)
キイトルーダ®10mg/kg群(343例):22例(6.4%) 内訳:肺臓炎8例(2.3%)、注入に伴う反応2例(0.6%)、完全房室ブロック、甲状腺機能低下症、胃炎、ニューモシスチス肺炎、注射に伴う反応、糖尿病性ケトアシドーシス、低ナトリウム血症、関節炎、横断性脊髄炎、見当識障害、呼吸困難、低酸素症、扁平苔癬、末梢性虚血各1例(0.3%)
ドセタキセル群(309例):37例(12.0%) 内訳:無力症4例(1.3%)、肺臓炎3例(1.0%)、多発性ニューロパチー、爪甲離床症、間質性肺疾患各2例(0.6%)、発熱性好中球減少症、血小板減少症、動脈硬化冠動脈、急性心不全、流涙増加、大腸炎虚血、口内炎、医薬品副作用、疲労、浮腫、アナフィラキシー反応、帯状疱疹、肺炎、気道感染、敗血症ショック、注入に伴う反応、種々の薬剤に対する毒性、脱水、筋肉痛、認知障害、末梢性ニューロパチー、末梢性感覚ニューロパチー、胸水、脱毛、発疹各1例(0.3%)
【死亡に至った副作用】1)
キイトルーダ®併合群* :5例(0.7%) 内訳:肺臓炎3例、心筋梗塞、肺炎各1例
ドセタキセル群:5例(1.6%) 内訳:発熱性好中球減少症、急性心不全、気道感染、脱水、間質性肺疾患各1例
*キイトルーダ®2mg/kg群とキイトルーダ®10mg/kg群の併合群
(データカットオフ日:2018年3月16日)
1)Herbst RS et al. J Clin Oncol 2020; 38: 1580-1590
本試験はMSD社の資金提供により行われた。
2)社内資料 KEYNOTE-010試験:安全性
副作用一覧
(データカットオフ日:2018年3月16日)
*1 ペムブロリズマブ2mg/kg群とペムブロリズマブ10mg/kg群の併合群
*2 承認時の解析におけるペムブロリズマブ併合群の1例(肺炎)のGrade 5の副作用は、3年間フォローアップにおいては治療に関連するとみなされなかった
Reprinted with permission. © 2020 American Society of Clinical Oncology. All rights reserved.
Herbst RS et al. J Clin Oncol 2020; 38(14): 1580-1590.
本試験はMSD社の資金提供により行われた。
3年間フォローアップでの免疫関連など特に注目すべき有害事象
(データカットオフ日:2018年3月16日)
*ペムブロリズマブ2mg/kg群とペムブロリズマブ10mg/kg群の併合群
Reprinted with permission. © 2020 American Society of Clinical Oncology. All rights reserved.
Herbst RS et al. J Clin Oncol 2020; 38(14): 1580-1590.
本試験はMSD社の資金提供により行われた。