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インフルエンザワクチンとの併用時の肺炎予防効果

インフルエンザワクチンとの併用時の肺炎予防効果

高齢者における23価肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチン(3価)併用時の肺炎罹患率、肺炎入院率および医療費への影響

<主要評価項目>
全症例を対象とした23価肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチン(3価)併用による肺炎罹患数の減少率は、接種後1年間で41.70%(p=0.082)、2年間で24.75%(p=0.221)でした。

<サブグループ解析>
75歳以上の高齢者を対象とした減少率は、接種後1年間で59.08%(p=0.017)、2年間で36.58%(p=0.072)、慢性肺疾患を対象とした減少率は、接種後1年間で60.60%(p=0.035)、2年間で31.59%(p=0.233)、歩行困難者を対象にした減少率は接種後1年間で67.05%(p=0.017)、接種後2年間で60.91%(p=0.006)でした。

<主要評価項目>
全症例を対象にした23価肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチン(3価)併用による肺炎入院率の減少率は、接種後1年間で38.17%(p=0.120)、2年間で27.33%(p=0.183)でした。

<サブグループ解析>
75歳以上の高齢者を対象とした減少率は、接種後1年間で57.25%(p=0.021)、2年間で41.52%(p=0.039)、歩行困難者を対象とした減少率は接種後1年間で65.09%(p=0.021)、2年間で62.74%(p=0.005)でした。

安全性:本論文中に記載なし。(ニューモバックス®NPについての安全性情報は電子添文をご参照ください。)

高齢者における23価肺炎球菌ワクチン※とインフルエンザワクチン(3価)併用時の肺炎罹患率、肺炎入院率および医療費への影響

※国内ではニューモバックス(旧製剤)® 及びニューモバックス®NP(現行製剤)を含みます。製法変更等に係る承認申請を経て、2006年から現行製剤が販売され、旧製剤は販売中止となりました。両製剤を比較した国内臨床試験では、抗体価上昇の観点から同等の抗原性を示すワクチンであることが確認されています(審査報告書, IV総合評価)。

Kawakami K, et al. Vaccine. 2010; 28:7063-7069.より作図

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