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定期接種制度

高齢者肺炎球菌ワクチンの定期接種制度 

定期接種制度の概要(2024年4月改訂)

高齢者の肺炎球菌感染症の定期接種対象者は、2024年4月より「65歳」ならびに※で示している対象者のみに変更になりました。

定期接種制度の概要(2024年4月改訂)

※60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方も対象となります。これまでに、23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチンを1回以上接種した方は、定期接種での接種を受けることができません。

予防接種法施行令(昭和二十三年政令第百九十七号)より作図定期接種実施要領より作図
第27回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会 資料 1ー2より作図厚生労働省肺炎球菌感染症(高齢者)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/haienkyukin/index_1.html (2024/7/12アクセス)

また、2024年3月末までは「年度内に対象年齢の誕生日を迎える方」が対象でしたが、同年4月からは「65歳の誕生日前日から66歳の誕生日前日までの方」となり、誕生日により、定期接種で接種可能な期間が異なります。

65歳の方が定期接種で接種可能な時期1)

高齢者を対象にした肺炎球菌ワクチンの定期接種実施率

平成26(2014)年~令和3(2021)年度の65歳の者および60歳以上65歳未満で基礎疾患を有する者*を対象とした定期接種の実施率は36.3~39.8%でした。 65歳の者および60歳以上65歳未満で基礎疾患を有する者*に、70歳以上の経過措置対象者**を加えた定期接種の実施率は、平成26(2014)年~平成30(2018)年度は32.4~38.3%、令和元(2019)年度以降は13.7~15.8%と定期接種の実施率の低下が示されました。

* 心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方

** 定期接種を逃した100歳以上の者及び70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳又は100歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間にある者

厚生労働省ホームページ「定期の予防接種実施者数」平成6年法律改正後(実施率の推移).
https://www.mhlw.go.jp/topics/bcg/other/5.html(2023/11/22アクセス)

高齢者を対象にした肺炎球菌ワクチンの定期接種実施率

厚生労働省ホームページ「定期の予防接種実施者数」平成6年法律改正後(実施率の推移).より作図
https://www.mhlw.go.jp/topics/bcg/other/5.html(2024/3/14アクセス)

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