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製品特性

製品特性

1. プレバイミス®は、同種造血幹細胞移植(HSCT)及び臓器移植におけるサイトメガロウイルス(CMV)感染症の発症抑制の適応を有する薬剤です。

効能又は効果、用法及び用量はこちら>

2. プレバイミス®は、世界初のCMVターミナーゼ阻害剤です。

薬効薬理:作用機序はこちら>

3. <同種造血幹細胞移植:移植後約100日目まで投与>
CMV抗体陽性の成人HSCT患者を対象にした第Ⅲ相国際共同試験(001試験)では、主要評価項目である「移植後24週以内に臨床的に意味のあるCMV感染がみられた患者の割合」(検証的解析項目)において、プラセボ群に対し、プレバイミス®群の優越性が検証されました[群間差:-23.5%、片側p値:p<0.0001、層(高リスク/低リスク)で調整したMantel-Haenszel法]。

<同種造血幹細胞移植:移植後約200日目まで投与>
晩期※1CMV感染リスクを有する患者を対象にした第Ⅲ相国際共同試験(040試験)では、主要評価項目である「移植後14週から移植後28週までに臨床的に意味のあるCMV感染がみられた患者の割合」(検証的解析項目)において、プラセボ群に対し、プレバイミス®群の優越性が検証されました[群間差:-16.1%、片側p値:p=0.0005、層(HLA半合致ドナーの該当または非該当)で調整したMantel-Haenszel法]。
※1:移植後14週(約100日)以降

<同種造血幹細胞移植:全死亡>
第Ⅲ相国際共同試験(001試験)において、CMV抗体陽性の成人HSCT患者にプレバイミス®またはプラセボを投与した際の、「移植後48週時点における全死亡の累積発生率」は、プレバイミス®群で20.9%、プラセボ群で25.5%でした[両側p値:p=0.1224(名目上のp値)、層(高リスク/低リスク)で調整したログランク検定]。

臨床成績(同種造血幹細胞移植)はこちら>

4. <臓器移植:非日本人腎移植患者の場合>
成人のD+/R-※2腎移植患者を対象とした第Ⅲ相海外共同試験(002試験)では、主要評価項目である「移植後52週以内の中央判定によるCMV感染症を発症した患者の割合」(検証的解析項目)において、バルガンシクロビル群※3に対し、プレバイミス®群の非劣性が検証されました[群間差:-1.4%(95%CI:-6.5%、3.8%)、非劣性マージン:95%CIの上限が10%以下、各層(導入時に強力な細胞溶解作用を有する抗リンパ球免疫療法の実施の有無)で調整したMantel-Haenszel法(各層の2群の症例数の調和平均で重み付け)]。
※2:CMV抗体陽性ドナー(D+)から移植を受けた陰性レシピエント(R-)
※3:静脈内投与の場合にはガンシクロビルを投与(国内未承認の効能又は効果)

<臓器移植:日本人腎移植患者の場合>
第Ⅲ相国内試験(042試験)において、ドナー又はレシピエントいずれかのCMV抗体陽性の日本人成人腎移植患者に、移植日~移植後7日にプレバイミス®投与を開始した際の、移植後52週以内にCMV感染症※4を発症した患者の割合は9.5%(2/21例)でした。
※4:CMV感染症は臓器障害を伴うCMV感染症とCMV症候群の2種類を含むものとした。

臨床成績(臓器移植)はこちら >

5. プレバイミス®は錠剤と点滴静注の2剤形です。

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6. 安全性
主な副作用は、血液及びリンパ系障害として白血球減少症(1%以上5%未満)、好中球減少症(1%未満)、胃腸障害として悪心(1%以上5%未満)、下痢(1%以上5%未満)、嘔吐(1%以上5%未満)、免疫系障害として過敏症(1%未満)、臨床検査として白血球数減少(1%未満)でした。
製品電子添文における副作用及び各試験成績の安全性をご参照ください。

副作用はこちら>

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