薬効薬理(非臨床試験)
薬効薬理(非臨床試験)
(1)レレバクタムの50%阻害濃度(IC50:μM)(in vitro)1)
レカルブリオ®に配合されている新規β-ラクタマーゼ阻害剤レレバクタムのβ-ラクタマーゼ50%阻害濃度(IC50:μM)は、以下のとおりでした。
IC50:μM(Half-maximal inhibitory concentration):50%阻害濃度 ND(Not determined):測定せず
#クラブラン酸、スルバクタム、タゾバクタムはKPCにより分解される。
Papp-Wallace KM, et al., Antimicrob Agents Chemother. 2010;54(2):890-897.
方法:β-ラクタマーゼ基質(比色ニトロセフィン基質※1又は蛍光CCF2※2)と各種濃度のβ-ラクタマーゼ阻害剤をwellプレートに分注し、β-ラクタマーゼを添加して反応させ、連続均一生化学的アッセイを用いて各β-ラクタマーゼ阻害剤のβ-ラクタマーゼ50%阻害濃度(IC50:μM)を測定した。
※1 セファロスポリンに色素原を付けた人工基質 ※2セファロスポリンを元にした蛍光性の人工基質
1)社内資料:薬理試験(効力を裏付ける試験)
(参考)β-ラクタマーゼの種類2)
* エチレンジアミン四酢酸 ** メルカプト酢酸
1)ESBL(基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ)やカルバペネム分解型酵素が出現
2)亜鉛要求性、カルバペネム分解
2)日本感染症学会・日本化学療法学会JAID/JSC 感染症治療ガイド・ガイドライン作成委員会 編集:
JAID/JSC 感染症治療ガイド 2023, ライフサイエンス出版, 2023, p.394-395.